- そもそもホーカーズとは??
- まずは有名なマックスウェル・フードセンターから
- そもそもホーカーズってどんなシステム?
- 衛生面は大丈夫?
- 本日最大ミッションは”チキンライス戦争”(その後)を食べ比べしてみたい!
- ここシンガポールでも そっくりの有名店紛争が??
- 値段は?味は?軍配は?
- まとめ!
そもそもホーカーズとは??
「ホーカー」とはHawker-屋台また露天屋台のこと。ハナサクのhomeground福岡(博多)の街にも各エリアに屋台群が存在し観光客で日夜賑わっています。シンガポールには、その昔、沢山の屋台が存在したそうなのですが、シンガポール政府が衛生面などを考慮して1つの場所に集め、作ったフードコートが始まりで、現在のホーカーズとなっています。
何せ「生活水」を他国(隣国マレーシア等)から購入しなくてはならない土地柄、衛生面は政府としても、どうしても改善したかった問題点だったのだと考えられます。
また現在も、現地の人々や観光客で絶え間なく賑わっているのには、シンガポール独自の文化も関係している様で、昔から「共働き世帯」が多かった人々は、ゆっくり自宅で「自炊」をする風習が余り無く、朝から手軽に「サっ」と安く早く気軽に食べられる外食が主流となり、現在の「ホーカーズ」が一種のシンガポールスタイルとも言えると思います。
これらのホーカーズは、ショッピングモール内や地下街、観光地等、シンガポール中、いろんな場所に存在し、衛生面や客層ターゲットこそ違えど、深く生活に根付いています。SFC修行僧と同行妻の夫婦旅ですし、せっかくなら垣間見なくてはなりませんね。
まずは有名なマックスウェル・フードセンターから
せっかくMRTツーリストパスを仕入れましたので、乗り倒す為にもガンガン利用します。
マリーナマンダリン(宿泊ホテル)からですと、最寄りはエスプラネード駅かシティーホール駅ですがマッスルウェルフードセンターへはチャイナタウン駅よりタンジョン・パガー駅が最も近そうなので、今回はシティーホール駅⇒タンジョン・パガー駅まで(たったの2駅)利用します。駅を出て地上へ出たらMaxwell Roadの方に進みます。
Googleさんは大通りを「6分歩け」と申しております。今回はたまたまタンジョン・パガー駅を利用しましたが、チャイナタウン駅からも街やお店を楽しみながら、楽に行ける立地にありますし、TelokAyer等、どこの駅からでも徒歩圏です。現に今回マッスルウェルフードセンターの後は色々楽しみながらチャイナタウン経由で帰りました。
地上へ出ましたら、容赦なく赤道直下の紫外線攻撃が待っております。まだ朝9時半位なんですが34度、暑すぎます。地下街(冷房)と地上の温度差がかなり堪えます。
Maxwell Roadを直進するだけですので、街並みを見ながら楽しめます。
働く車やバイクも、何だか新鮮。もの珍しくてしょうがない。
ほんの4~5分も歩けば見えてきました。
今回のお目当て、マッスルウェルフードセンター(の側面)です。
側面から正面入り口側を望んだところ。
で、よくブログ等で拝見する入口ですね。
ちなみにハナサク夫婦、朝7時頃からホテルの豪華朝食をしっかり食べていますので、どちらかと言えば「空腹感」は全くないのですが(むしろ満腹に近い)、他にも行きたい所、したい事がいっぱい控えていますので、頑張って食べますよ~。
妻は基本的に野外等や出店、屋台等、衛生面で不安な所での食事を避けたがる傾向にあるのですが、今回は修行僧の”付添い”身分の為、わがままは一切許されません。
そもそもホーカーズってどんなシステム?
- まず各々、空いている席をティッシュ等置き確保してから各ストールに食べたい料理を買いだしに行く…ってのがこちらのスタイル。
- 支払いは各ストール(店)で、購入(注文)毎に済ませる。ほぼ現金払い。
- 英語(中国語)が困難でも指さし注文で何とか伝わる。
- 混んでいる時は相席が暗黙の了解。
- 調味料や箸、スプーン等は各店でセルフサービス。
- 食べ終わった後は、片付け係の人がワゴン移動で集めて廻っているので、そのままで立ち去ってOKです。
衛生面は大丈夫?
先にも述べましたが、そもそもシンガポール政府は”衛生面”管理の為に一ヶ所に集合させたのが始まりですので、外見は微妙で、妻の様に観光客等、躊躇する方もおられるでしょうが、細部は思いのほか清掃も行き届き清潔な印象です。
またシンガポールではすべての飲食店の衛生状況の表示が義務付けられています。
何か沖縄にある統治下時代の名残りの「Aサイン」みたいですよね。
衛生面での最高ランクが「A」となりA>B>Cとランク別けされています。ですので不安な方は「A」を探すと良いと思います。
さて、マッスルウェルフードセンターに到着したのが9時50分位だったかな。まだ閑散としていますね。でもいいんです。並ぶのが何より嫌いなハナサクの目論み通りです。そうです!相席が嫌なんです!w
”今から開店”って感じで準備しているストール(店)が多いようですね。
配置としましては、配置図がなかったので、Googleマップ拡大で緑色線部分が、下記画像にある通路兼テーブルのある食事エリア(テラス含)で、数本の店舗筋に別れています。
お昼時や混み合っている場合は、相席が当たり前。嫌な方は混み合う時間を避けると、割とゆっくり好きな場所が選べます。
コンデジで撮りまくって遊んでいますと各店営業開始しだしましたね。
徐々に観光客や現地の人々も増えてきましたので私らも席を確保しなくては。
本日最大ミッションは”チキンライス戦争”(その後)を食べ比べしてみたい!
その昔、福岡(長浜エリア)では「仁義なきラーメン戦争」が勃発しました(大袈裟w)
掻い摘んでご説明しますと、全国に「博多とんこつ」を浸透させた”長浜ラーメン”
その代表的存在、長浜エリアでも屋台街入口交差点に、我らがジャンク?ソウルフードである「元祖長浜屋」がありました。
24H常に行列で、入店したら注文しなくてもラーメンが人数分勝手に運ばれてくる!という他県では信じがたいシステムです。店員が入店人数をカウントしているわずか数秒の間に好みの硬さやネギ量,汁油量(ベタ・固・ネギ多等)を専門用語?wで的確に伝えなければSTDラーメンが20~30秒後に出てきます。
全席相席で座れる隙間を探し先客に詰めてもらっている間にラーメンが先にドンとテーブルに運ばれてきたりします。店員の笑顔はほぼ無しでw
美味いかマズいかと聞かれると返答不能で、味はともかく麻薬の様なジャンルに属し、年に数度は禁断症状が起こり得ます。
私が小~中学(クソガキ)時代は250円だったかな。プラス替え玉50円。小僧2人チャリで行き、一人が入店し先にラーメンを食う!そして替え玉を注文し連れの友達とチェンジし、2人で300円で腹を満たす!なんて懐かしい裏技も昭和の時代ではアリでした。
時代は平成へと変わり、長浜屋もビルへと移転し、2009年頃だったか、店側と長年支えてきた従業員との間に紛争が起こり、なんと目と鼻の先に「屋」と「家」の一文字違いの「元祖長浜家」との屋号でオープンするのです。しかも「家」は値上げせず。
さらに、さらに、そのしばらく後に「長浜家」内でも再び内部紛争が起こり、そこから独立した従業員は、こともあろうか同エリアに全く同じ「元祖長浜家」を全く同じ屋号で目と鼻の先に開店。
まさに三つ巴の長浜ラーメン戦争勃発で”屋号の使用差し止め訴訟の裁判沙汰”で泥沼の争い。地元の新聞トップ記事にもなったほど。福岡市在住の我々でも、もう訳わかりませんでした。以後、「長浜屋」「家1」「家2」と地元では呼ばれ区別するのでしたw
ここシンガポールでも そっくりの有名店紛争が??
それにそっくりの紛争が,ここシンガポールでも数年前に起こった記事を見て、シンガポールの仁義なきチキンライス戦争をハナサクが独断でジャッジしてやろうではないか!なんてのが今回の目論みでして、欲を言えば、ホテルの朝食は控えるべきでした。
当時の記事数年前、20年以上有名店に貢献してきた料理人が、代変わりの店側と内部紛争。その後、料理人は店を辞め、それに伴いスタッフも数名退く。そして独立開店した店が二件隣の「目と鼻の先!」
シンガポール国内のマスコミ、新聞でも物議を醸す大騒ぎとなり、どちらに軍配が上がるのか?との記事を見て「まるで長浜ラーメン戦争やん」と驚いたものでした。
これをシンガポール「チキンライス戦争」と言うらしい…
まず、こちらが本家の有名店、天天海南鶏飯。
そして↓20年支えてきた料理人の新店。
阿仔海南鶏飯(アータイ・チキンライス) こちらもやっと開店です。
さらに数メートル奥にある興興海南鶏飯。
まずは両軍行き来できるエリアに場所を確保。
10時を過ぎて数分も経たない間に「天天海南鶏飯」は長蛇の列。
オーダーする場所と料理を受け取る場所、計2列出来ているのですが、怖い顔のおばちゃんが、間違って列に並ぼうものなら「オーダーはそっちの列!並びなおして!」みたいに白人女性観光客に怒鳴ってますw こんな接客日本じゃあり得ない。
まずは本家「天天海南鶏飯」から。
のどが渇いたので妻に飲み物頼んだら、まさかのルートビア買ってきた!笑 ここは沖縄か!w
なんでも一番安かったらしいです。でも渇いた喉には抜群に美味かった!あっ、ルートビア未経験の方はチキンライスとのコラボは避ける方がベターです。サロンパス臭と激辛ソースで味覚が麻痺します。
続きまして、今回一番興味のあった「阿仔海南鶏飯」
どんどん行きますよ~。興興海南鶏飯。
値段は?味は?軍配は?
天天海南鶏飯が$7位でスープなしの単品のみ。
阿仔海南鶏飯がスープ付きで$5.5程
興興海南鶏飯が$3/4/5だったかな。
味はと言いますと、これは好みの他にもコストパフォーマンス等色んな要素が絡んでくるので、あくまで参考程度に読み流して頂ければ幸いです
天天海南鶏飯⇒味はしっかり,少し濃い味。ご飯も良い風味。おいしいです。ただ気になったのが3店の中では一番鶏肉の裏にある小骨が気になった。一口ごとに口の中の骨を指で取らなければならないので、もう少し丁寧に骨を除くことは出来ないのだろうか?と疑問が残る。あと値段はさすがに高すぎる気がしますね。
興興海南鶏飯⇒こちらはスパイシーでにんにく風味を強く感じました。またご飯の量が一番多い?食べ盛りの男子なんかは一番好みじゃないかな。鶏肉は他店と比べ少なかったかな?あと店のおじちゃんが妙に愛想良くカタコトの日本語で返してきました。この値段からすると抜群においしいと思います。恐らく大学生の息子だとココを選ぶはず。
阿仔海南鶏飯⇒鶏肉がふわふわ柔らかで、味付けは若干薄味?でも上品で奥深い味わいでした。ご飯も鶏のダシやうまみがしっかり浸透し米だけで充分満足できると感じました。小骨も気にならない。400円そこらでスープ付きを考えればCPは抜群でしょう。
総合的に評価を迫られると、各々一長一短で甲乙つけがたいのですが、コストパフォーマンスや待ち時間、店の対応等まで総合すると、私の好みは阿仔海南鶏飯かな。
興味のある方は、是非、シンガポール、チキンライス戦争の食べ比べをチャレンジしてみてください。結構楽しいかも。
滞在中には今回のマッスルウェルフードセンターの他にも3ヶ所程ホーカーズ巡りをしましたが、意外に「チキンライス」だけで長文になりましたので、後程「追記」でその他のエリアも紹介していきたいと思っています。お楽しみに。
まとめ!
味覚の判断だけは各々の好みに大きく左右される所だと思います。今回は価格(CP)や待ち時間,店員さんの接客まで総合して私の場合の判断ですので,他の方であればまた違った結果がでるかとも思います。
それと、そこそこ空腹時に挑むべきと痛感致しました。今回、妻は、恐らく1人前も食べていないので、3/4は私が平らげた気がしますw
でも1品のみであれば普通の男性なら楽勝のボリュームですし、むしろ空腹だと1人前で足りるのか?って量かな。色んなストールでいろんな国々の料理をいっぱい並べてワイワイ食べると楽しいんじゃないでしょうか?基本指さし注文でOKですし。次回は家族全員でリベンジしようかな。
今回の教訓!⇒午前中にホーカーズへ挑む場合はホテルの朝食を慎むべし!
本日も独り言に長々とお付き合い頂きありがとうございました。