NEWアシアナラウンジ 2018年5月に改装&出国エリアに移動
金浦空港は1971年に本格的な国際空港として就航が開始され、韓国の空の玄関として一時代を築いてきましたが、2001年に仁川国際空港が開港後は国内線運行のみとなりました。
その後、2003年ワールドカップ日韓共同開催の際、日中往来の増加に対応するため定期チャーター便が就航、再び国際空港としてスタートをしましたが定期路線で国際線は羽田、大阪、名古屋、北京、上海、台北間を運行のみと規模は小さめです。
しかしメリットとしては、仁川空港と違いソウルや中心部から最も近い空港であり、空港鉄道A’REX利用時は弘大入口(ホンデイック)駅まで13分、ソウル駅まで20分と、ソウル中心部へのアクセスも短時間です。
また到着口を出た所から市内の各ホテルまで定期運航運行しているエアポートリムジンバス(6000番台)利用であれば、スーツケースがあっても階段上り降りや乗り換えや移動もなしで700円程度でホテルの目の前までドアtoドアで運んでくれるので、空港規模が小さいなりのメリットも多々あります。
そんな金浦国際空港にはスターアライアンス利用の際は「アシアナ航空ラウンジ」が利用可能なのですが、今まではこのラウンジの場所がちょっとやっかいで、エアラインラウンジでありながら、国内のカードラウンジ同様、出国審査の手前にある為、”搭乗までゆっくり過ごす” って当たり前の事がとても困難な、一風変わったラウンジでもありました。
そんな金浦空港のアシアナラウンジが、この度2018年5月中旬に改装を終えてお引越しリニューアルOPENってことで初レポしてみました。
なんでも検査後の…出国エリアに移動し大変便利になったらしい…
リニューアルOPENした アシアナラウンジの場所
3Fの保安検査場⇒出国検査⇒を終え制限エリア内に入りますと、この辺りの免税エリアに出ます。
向かって、左折します。
左手に進み(34搭乗口)を目指します。
34搭乗口に着ました。移動1~2分ってところでしょうか。
このオブジェがラウンジへの目印。
オブジェ裏にあるエレベーターか階段で1フロア上の4Fに上がります。
皆、多少の機内持ち込み手荷物で、お土産やキャリーケース等あるでしょうから、エスカレーターならともかく、階段は…あまり利用されないような。。。
4Fに上がると、もう到着です。奥には間もなくOPEN予定のKALラウンジ
新アシアナラウンジ 概要
今回のリニューアル&移動で、アシアナラウンジの面積は従来比で37平方メートル増えた333平方メートルの規模で、90席に拡張されました。
トピックを「静かな書架での休憩」に定め、生ビールや高級輸入チーズなどを提供するなど、飲食やベーカリーサービスを追加。
営業時間は6:00~アシアナ最終便出発まで。
金浦空港「KAL Lounge」も共に移動となり、来週の2018年6月25日(月)にリニューアルオープン予定との事です。お邪魔した時は、工事中で最終段階って感じでした。※座席数は95席で、温かい料理、ビールや炭酸水などの飲料が提供される予定。
ASIANALOUNGE利用基準条件
アシアナ航空上級会員を始め、スターアライアンスゴールド会員。
ANA便利用の場合は、ANA便ビジネスクラス利用者、エコノミークラス利用の場合でもダイヤモンド、プラチナ、スーパーフライヤーズ会員が利用可能になります。
サービス内容は軽食、飲み物、雑誌、PC、Wi-Fi無料、市内通話(無料)
受付カウンターで搭乗券を提示し入室します。
リニューアルオープン間もないので大変綺麗です。
全体的にぬくもりのある木目調で落ち着いた雰囲気。利用者はそこそこ多いです。
上質なインテリアにサムスン電子の超大型テレビが目を引きます。
ラウンジの至る所で利用便のリアルタイムチェックが可能
ラウンジ全景
テーブルのあるボックスシートエリア、モニターに向かったひとり掛けソファーエリア、滑走路を望む窓際のカウンターエリア等に分かれている様です。
大型ビジョンは2ヶ所に配置されていました。
トイレ・シャワー等
トイレは入口から入って右奥にありました。国際空港ですがアシアナラウンジには旧ラウンジ同様シャワーはありません。
お掃除のスタッフが絶えず清掃していましたので大変清潔でした。
この内装からしますと、シャワーがあっても良さそうなんですが~…
新聞・雑誌類
日本語の読売や毎日等の新聞・雑誌をはじめ…
韓国・英字・中字の新聞があるようでした。
飲み物・軽食類
アシアナラウンジ名物の軽食、サンドイッチ類も健在でした。
こちらのエリアはアルコール類含め、旧ラウンジと余り変化は見られない様です。
トースト用パン類、クッキー、ケーキ類と、ビジネスクラスで提供される様なチーズ類が数種あります。※チーズ類はあまり詳しくありません
こちらもアシアナラウンジ名物「辛」カップ麺。これも健在でした。
しかし、以前は”持ち帰り防止”の為か、カップ麺の蓋が開封された状態で陳列されていた様な記憶があるのですが、開封前のカップ麺が次々補填されていました。
ラウンジwi-fi・ USB ・電源等
ラウンジ内はフリーWi-Fiが利用できます。受信するWi-Fiの中から「ASIANA_LOUNGE」を選択し、ラウンジ内の至る所にある「パスワード」を入力すれば接続できます。
電源利用の場合は、ソファー横のサイドテーブル前面にある、このタブを引き出します
引き出しますと、電源類とUSBが利用可能です。
では、ちょっと軽食タイム^^ 私はハンバーガー風のサンドイッチの方が好みかな。
蓋が未開封でしたので、カップ麺も…持ってきたものの…
ちょうど利用した時間が、夕暮れで西日が眩しい時間でしたので、窓全面のブラインドが下ろされた状態だったのですが、覗いてみるとご覧の光景。ブラインドが上がっている時間に利用すると、また全然違うラウンジの印象になるのかもしれません。
まとめ
一言で感想となると、やはり「大変便利」になりました。
旧ラウンジも金浦の狭さ故、ラウンジ⇒検査場⇒出国⇒搭乗ゲートまでの総移動距離だけで見れば大した距離でもありませんでしたが、検査場でどんなトラブルが起こるやもわかりませんし不慮のアクシデント等の可能性だってあるでしょう。
また検査場の混雑具合も行ってみなければわからず、時間の読みずらさに関しましては本当の意味のリラックスはできませんでしたが、新ラウンジであれば「ラウンジ⇒搭乗ゲート」までの距離だけ頭に入れ逆算すれば、ギリギリまで寛ぐ事ができますので恩恵絶大です。
リニューアルでNEWラウンジOPENといいましても、やはり国際線のANAラウンジやサクララウンジ等の豪華さ快適さと比べてはいけません。シャワーはおろか(近距離路線ばかりであまり必要ないのでしょうが)ホットミールすらありませんし、ちょっと豪華なカードラウンジってイメージで訪れると、大変気持ち良く過ごせるのではないかと思います。
総括としましては、混雑時には、利用者全員座れるのだろうか?せっかくの改装の割に?って部分もちょこっと感じましたが、現在の金浦国際線の乗り入れ利用規模からしますと、今更、金浦空港ラウンジに、そこまでコストもかけれない...って感じかな~。
とは言え、ラウンジを出て搭乗ゲートまでは3分程で到着しましたし、気取らず利用できますのでやっぱり便利です。今回のラウンジ移動で、利用者の我々に、メリットは多々あっても、デメリットは一切ないのではないかと思います。
これから訪韓予定の方はいかがですか~? ご参考になれば~…
では、また。