斎場御嶽とは?
沖縄県の南部、南城市にあります聖なる地「斎場御嶽」をご存知ですか?
那覇から車で約1時間、南城市にある斎場御嶽は琉球王国最高の聖地で2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」”世界遺産”に登録された 人気の観光スポットで、全国の有名パワースポット中でもトップクラスのパワーの強さを誇る、有名な「聖地」、世界文化遺産指定の、国内外でも大人気のパワースポットです。
読み方は「せーふぁうたき」。琉球王国の創生の神、アマミキヨがつくったとされる琉球七嶽(七つの聖地)の最高位の聖地。6つのイビ(神域)があるとても神聖な場所です。かつては男子禁制で、国王も例外ではありませんでした。国王が斎場御嶽を訪れ御門口(うじょーぐち)より先に進むときには、着物の襟合わせを女性のように改めなければいけなかったそうです。
現在は男性も訪れる事ができますが 由緒正しき神聖な地です。「ついで」や「寄り道感覚」程度の、軽いノリで訪れるべき場所では ありませんので...ご注意を。
敷地内には 斎場御嶽の象徴とも言える...神の島と言われる「久高島」が見えるスポットがあり、神秘的な島のパワーを強く感じることができます。
仕事運・恋愛運・金運など様々なご利益があるとされています。また、全体運もとても良く、何か迷っていることや困りごとがあるときに、良い方向に導いてくれるご利益が特に強いとされています。
何を隠そう、我が家の「奥さま」が…それはそれは、大のパワースポット好きでして、海外に行く際も、グルメやホテルを調べる前に「近所のパワースポット」から調べる程...大好きなんです。
最後に訪れたのは 現在 大学院生の長男が 小学生の頃だったので、かれこれ15年以上ぶりの再訪になります。当時は「知念村」でしたが 1町3村らの合併により、現在は「南城市」と変貌し 近隣の施設等も かなり整備され 生まれ変わりました。
本当は 昨年2020年に 再訪を狙っていましたが、コロナによる施設閉鎖で泣く泣く断念。そして今年の春、滞在中の天気の良い午前中、久々に訪れてみました。
斎場御嶽について ご興味のある方、より詳しい情報は以下辺りが参考になります。
世界遺産・斎場御嶽 沖縄の“聖地”の正しい楽しみ方 | たびらい
では、15年ぶりの「斎場御嶽」を...ご一緒に巡りましょう。ご覧ください。
斎場御嶽へのアクセス
斎場御嶽に行かれる場合は「道の駅(がんじゅう駅・南城)南城市地域物産館」に駐車 (無料) し、こちらで斎場御嶽の入場チケットの券売所もありますので、レンタカーやバス、ツアーにしろは…まずは、こちらの目指して下さい。
以前は「斎場御嶽」のすぐ近所迄 車で行けましたが、8年程前に「南城市地域物産館」が、駐車場を備えた「券売所」であり「道の駅」であり「駐車場」となりましたので 少し徒歩での移動は必要になりましたが、設備も整い便利になりました。
そして、ここまで来たならば、是非100mちょっと歩く距離にある...知念岬へも、是非立ち寄って絶景を楽しんでいただきたい。海の色もあり得ない程綺麗です。


岬の先端まで行けば 見渡す限り「300度」以上...エメラルドグリーンの大パノラマ!
レンタカー・自家用車の場合
レンタカーの場合は”天国へ続く道”で有名な「ニライカナイ橋」経由なんか...超絶景でオススメです。目的地は「南城市地域物産館」や「がんじゅう駅・南城」をナビでセットするだけです。久茂地辺りからですと、約23キロ、40~50分、週末等の混雑時で1時間って感じでしょうか。
駐車場(無料)は、こちらの施設にありますし、直接 斎場御嶽へ向かっても 入場券は売っていません。まず 必ず こちらへ立ち寄ります。
路線バスを利用
那覇バスターミナル (ゆいレール旭橋駅) から、東陽バスで行く事も可能です。
38番の志喜屋線で「斎場御嶽入り口」下車。所要時間約90分 830円。(1H/1本)
「沖縄路線バス・ゆいレール乗り放題」の周遊パスの利用も良いかもしれません。
オプショナルツアーを利用する
www.veltra.comベルトラ以外にも 沖縄の観光会社が手掛ける現地ツアーも多々あります。セットで巡る「周遊旅ツアー」をお考えの場合は、おきなわワールド等、コロナで 現在休館している施設もありますので、希望日をご利用前に各々ご確認ください。
道の駅(がんじゅう駅・南城)⇒斎場御嶽まで
「道の駅(がんじゅう駅・南城)南城市地域物産館」からは 徒歩移動です。斎場御嶽寸前にも公衆トイレがありますが、こちらで済ませておいた方が良いでしょう。


駐車場は…広く余裕があります。券売所以外に 物産店、お土産店、軽食処も。


地域物産館の入り口には、以前ご紹介しました「琉球銘菓 三矢本舗」のサーターアンダギーもあります。訪れた時間は あいにく”ドラゴンボール”は売り切れでした。
綺麗な海を眺めなら...小休憩でおやつ&ティータイム。気持ち良さそう。


斎場御嶽の入場券は窓口と券売機があります。
入場券販売時間
3月〜10月 17:15まで
11月〜2月 16:45まで
※南城市地域物産館で販売
入場料金
大人(高校生以上) 300円
小人(小・中学生) 150円
南城市地域物産館から斎場御嶽までは…徒歩で約500m。5~7分ってとこかな?




初めての方でも 絶対迷子になる事が無い位「案内表示」がありますので安心。



道中...雑貨店や軽食店もありましたが…コロナで休業中にところも。


斎場御嶽の聖地内にはトイレがありません。拝観時間の平均が40~60分程度として、先程の発券所の「南城市地域物産館」または、斎場御嶽入口のちょい手前 旧駐車場横にあります どちらかのトイレで済ませておくと良いでしょう。
聖地 斎場御嶽 敷地内へ
途中、物珍しいお店や、軽食店、かわいい雑貨等もありますので それらを覗きながらでも 駐車場からは500m程ですので,大した距離ではありません。
緑の館・セーファ


ここでは、御嶽に入る前に琉球王国の歴史とともに斎場御嶽の概要についてビデオ視聴ができます。(※現在コロナの影響で中止している場合もあり)
注意事項の他、神聖な場所であることを再認識することができます。(※ヒールや歩きづらい靴で来てしまった方はここでサンダルをレンタルも可。)
世界遺産の斎場御嶽の石標
緑の館を出ると、まず最初に「世界遺産の斎場御嶽の石標」があります。聖地に足を踏み入れる前に、斎場(せーふぁ)は最高位を意味し、御嶽は祈りを捧げる場所。これらを踏まえ...立ち入らさていただきます。


ウローカー、斎場御嶽の一番手間にある施設ですが、現在は残念ながら 参道整備作業中につき「立入制限」されています。一般人は御門口から先は入れないので 当時は王府関係者専用だったのでしょう。
神の島「久高島」遥拝所


この場所の東側、太陽の昇る方向にある久高島は神の島とされています。ここは入り口近くにある一般人の遥拝所になります。
歴代の琉球国王たちは時折、久高島で参拝しており今でもこの島では神秘的な祭事が行われていました。男性禁止の場所が残っていたり、島にある石や貝殻を島外に持ち出すことが禁止されていたりと島には神様が宿っていると考えられています。ここから見える久高島の景色は魅力的で、そんな神秘的な島のパワーを強く感じることができます。
御門口(ウジョウグチ)
琉球の御嶽はその全てが男子禁制であり、神事は女性が行うことになっていました。琉球最高の御嶽ゆえに御門口より先に入れるのは王府関係者に限られていましたが、国王といえども袂の合わせを女装に改める必要がありました。
大庫理(ウフグーイ)


御門口から登って行くと左側にある最初の拝所です。首里城正殿の二階は大庫理と呼ばれ 祭祀的な機能を持つ格式の高い場所で 同じ名前を持つこの場所では、新たに決まった聞得大君(きこえおおきみ)のお名付け(霊威付け)儀礼が行われました。
寄満(ユインチ)
2ヶ所目の拝所が、「寄満(ユインチ)」。台所という意味を持ちます。
寄満とは首里城内にある名前で、国王のために食事を作る厨房の事です。ここには国内外の食品や交易品が集まりそれが、「豊穣の寄り満つる所」となったようです。第二次世界対戦前まではその年の豊作凶作を占う馬の形をした石が置かれていました。
シキヨダユルとアマダユルの壺
3ヶ所目の拝所です。2本の鍾乳洞から落ちる「聖なる水滴」を受け止めるための壺があります。
シキヨダユルアマガヌビー・聞得大君(奥側)とアマダユルアシカヌビー・首里城の王子(手前側)で共に吉兆を占ったりお正月や若水とりの儀式に使われました。
注意書き:「2つの壺中にあるのは神聖な水です。触れること厳禁」
三庫理(サングーイ)
斎場御嶽の順路で一番最後に回る所で、最も格式高い聖なる場所。右側にみえる香炉付近は、チョウノハナと呼ばれる拝所です。琉球王国最高の神女「聞得大君(きこえおおきみ)」と関係がある場所と言われ触ることは禁止されています。


斎場御嶽の中でも 最も有名な場所で、三角形の岩の奥から光が差し込み幻想的な雰囲気があります。琉球の創世神であるアマミクが降臨する場とされています。
以前は中まで入れましたが…現在は柵の手前までしか行けません。
エネルギーやパワーの通る聖地、エネルギーの行き交う流れを作る場所と言えます。自然のチカラを敬う気持ちのもとで、文化を紡いでいった古の人に想いを馳せてしまう、そんな場所です。
オーラの強い方が 撮影すると不思議な画像 (プリズム現象) が映ると言われています。
思う存分...強力なパワーを浴びます♪
スピリチュアル世界から⇒現実世界へ
神秘的な空間でパワーや運気を授かり...帰路へ
この日は、晴天ですが「一歩」足を踏み入れると…まるで別世界。


道中は…まるでジャングルにでも、迷い込んだ様な錯覚すら感じます。
木々の木漏れ日が…何とも神秘的です。
敷地内を出ると…まるで「あの世から現世」に戻ったかの様な気分。出口は「旧駐車場」脇の、最後の公衆トイレ横いでてきます。
今回は10数年ぶりに訪れ、1時間弱のわずかな時間ですが、とても不思議な体験をした気分になれました。
聖地”斎場御嶽”まとめ
今回の「せーふぁうたき」いかがでしたか?
ハナサクは「打倒コロナ!」「家内安全、健康祈願」等々...祈願してみました😊
一度は訪れて「パワー」を浴びて欲しい場所ではありますが、本当に「聖地」とされる厳格な場所で、本来は 気軽に敷地内でポーズをとっての記念撮影等も、するべき場所では…ないのかもしれません。くれぐれも罰当たりな行動は慎んで。
注意事項としましては・・・
- 敷地内に入ると、例え晴天でも...湿地帯のように湿っている場所が多々ありますし、石や岩、コケ等で...大変滑りやすくなっています。可能な限り、スニーカー等の靴で行かれる事をおすすめします。
- 敷地内にはトイレがありません。事前に済ませておきましょう。
- 神聖は場所ですので 敷地内では...マナーを守り 楽しみます。
それと前述でも触れました通り、出来れば事前に「予習」で、少し学んでいくと、一層楽しめるのでしょうが、そうもいかない場合が多い事でしょう。
そんな場合は現地で「ガイド」にお願いするのも良いかもしれません。
家族やグループで訪れても「2,000円」程度ですし、定時ガイドであれば、1人300円程度ですので、マンツーマンで解説を聞きながら回ると10倍楽しめます。
※コロナで「ガイド」を中止している期間もあります。事前にご確認を。
しかし…過去に「妻」のパワースポット...どのくらい付き合ってきたかなぁ~
ご利益があるのか?どうか...定かではありませんが「奥様孝行」が..全てです♪
斎場御嶽「名前は聞いたことあるけど...」「知ってはいるけど、まだ...未訪」って方も多いのではないでしょうか?「強力パワースポット」「運気UP」...ってキーワードで気になった方、機会があれば...一度 行かれてみては?オススメです♪
今日は…この辺で
では、また~~。。。