- 2020年は”海外発券”に初挑戦してみたい!って方へ
- KLIAのターミナルとサテライトの位置関係を理解する
- クアラルンプール到着 イミグレ通過⇒入国まで
- KLIA 出国編(ココからが海外発券)
- はじめての海外発券 まとめ
2020年は”海外発券”に初挑戦してみたい!って方へ
2023年8月:現在の変更部分を「赤文字」で修正しています。
2020年に修行される方で 中には「今年こそは海外発券に初挑戦!」って方もいらっしゃると思います。しかし初めて訪れる異国でのチェックインや発券が本当に上手くいくのだろうか?行列が出来ている入国審査やカウンター手続きの際 聞き慣れない言語で あれこれ質問攻めで”あたふた”しやしないだろうか?等、色々不安が付き纏うものですよね。なので なかなか決断出来ない方もいるでしょう。
今回は、そんな「これから初挑戦」って方の為に 要領よくこなせば、如何に簡単なものなのか…を、画像を交えて解説したいと思います。
まず”vol.1”は海外発券の聖地 クアラルンプール国際空港「KLIA編 (Kuala Lumpur International Airport)」からです。
好評でしたら「海外発券時のおすすめ休憩処,宿泊編」や「市街地へ移動の初挑戦編」も思案中です。乞うご期待♪
正確に言いますとクアラルンプールには「KLIA」と「klia2」が数キロ離れてあるのですが、klia2はエアアジアを始め”LCC”専用空港として位置づけされていますので SFC修行、JGC修行、共にレガシーキャリアが離発着する「KLIA」での発券が必要になってきます。
海外発券聖地の「KLIA」で”海外発券”をするには、当たり前ですが、まず日本からクアラルンプール(※以下:KUL)まで行く必要があります。しかし国内でKUL(往復)発券すると 余程のSALE等 バーゲン運賃でのない限り かなり高額になり マイル修行に大切なポイント単価を押し上げる事になってしまいますので 現地に行くまでの方法は各々 しっかり吟味して考えて下さい。
ANAは海外へ片道発券購入ができませんし、JALは片道発券購入可能ですが 呆れる程 高いので現実的ではありません。※片道特典航空券利用はアリです。
その場合は、修行するにあたっての同アライアンス便、ANAであれば、エアチャイナ、シンガポール航空、タイ航空等々、JALであればマレーシア航空やキャセイ等々、少しでも積算されるエアラインを使った方が 近道です。
bigmouth.hatenadiary.jpBIGMOUTH様はDIA継続修行で KULへはタイ航空で…
www.edatabi.com2020年”SFC修行”を開始された「edatabi様」は同じスターアライアンスであるエアチャイナの格安ビジネスクラス往復を発券し 北京経由でKULへ、そして現地でANAの海外発券と組み合わせの数往復コースの様ですね。
またこの場合も、KULまでの片道で発券するのか、現地での滞在期間を長めに取り、その間に”海外発券”で数回往復する等は、各々のアレンジ次第です。
ひたすらコスト優先ですと、エアアジア等は国内からKULまで1万円程で発券可能ですので ここは宿泊費同様の修行経費と割り切り 現地まではLCCを利用するのも手です。
この場合は、KLIAでなく「klia2」に到着しますので 到着後「KLIA」に移動する必要があります。以下の過去記事が参考になると思います。
KLIAのターミナルとサテライトの位置関係を理解する
よく聞く話で KUL到着後 降機してからグネグネややこしい経路、電車に乗ったり、下ったり登ったり...で、やっと入国審査へ着いた。。なんて耳にします。
まず「KLIA」の配置を理解しておくと 理屈がわかりますので納得できます。
ご覧の様に国内航空会社が駐機する場所は 広大な空港敷地内の中央部に”ポツン”と離れで存在する「十字形状」のサテライトのスポットです。
この十字に伸びたスポットに各 航空会社は駐機します。しかし入国審査(immigration)があるのはメインターミナルですので、そこまで移動しなくてはなりません。
このメインターミナルまでの移動手段として、無人でピストン運行しています「エアロトレイン」に乗車する必要があるのですが、これが 慣れない人を混乱させる要因にもなっている訳でして 「疲れた状態で降機して そのまま 流れについて行き どれかの電車を乗り継いで入国までが面倒だった」って印象になる様なんですが、レールは2本ありますが どれに乗っても メインターミナルに到着します。
つまりメインターミナルとサテライトを結ぶ路線は1本しかありません。この部分を予め理解しておけば 何も難しい事はありません。
もし満員で乗れなくても、プラットホームは2本あり交互に次々やってきますので ちょっと待っていけば良いだけです。
乗り心地は…そこそこ・・・揺れます。速度もまぁまぁ速いです。
’23年8月現在、エアロトレインは運休中で 連絡バスがピストン運行しています。
クアラルンプール到着 イミグレ通過⇒入国まで
では、実際に降機した所から 画像を使って説明します。
降機し、ボーディングブリッジを渡る際の気温差と その国ならではの独特の香りで 一気に赤道直下の国に来た!と身体で感じれる瞬間ですね。
その日によって 駐機するスポットが異なったりしますので 必ず係員が「左右」のどちらに進むべきかを出口で誘導してくれています。
先程のサテライト「十字」の中央(中心)部分を目指す訳なんです。
すると この中心部(ドーム状)になった この場所に出てきます。黒川紀章氏が設計し日本のゼネコンが総力を挙げて作り上げたクアラルンプール国際空港のサテライトで、すべてのZONEが交わる中央部分です。
この中心部は外に出ることが可能で「ジャングルボードウォーク」と言う無料で楽しめる「森の中の空港・空港の中の森」をコンセプトとしたジャングル庭園(植物園)になっています。さすがに夜便で到着では無理ですが 天気の良い日中便を利用の場合は 外へ出て南国を味わってみると気分転換にもなりお薦めです。
サテライトの十字部分は「WEST ZONE (搭乗口:C1~6)」「SOUTH ZONE (搭乗口:C31~37)」「EAST ZONE (搭乗口:C21~27)」「NORTH ZONE (搭乗口:C11~17)」と四方に分かれていますが、エアロトレインの発着は「WEST ZONE」になりますので 覚えておくと良いでしょう。
エアロトレイン(Aerotrain)でメインターミナルへ
’23年8月現在、エアロトレインは運休中で 連絡バスがピストン運行しています。
この乗り場から 無料でピストン運行している、無人シャトル【エアロトレイン(Aerotrain)】を利用します。
この様に、敷地の地下を一気に駆け抜けます。日本でもターミナル間の移動で真似できないのかな~。羽田の国際線⇔国内線 循環バスなんて15分程かかりますしね~
’23年8月現在、エアロトレインは運休中で 連絡バスがピストン運行しています。
エアロトレインを下車しましたら「Immigration」の案内に従い、1フロア降ります。
エスカレーターと、荷物が多い場合は 脇にエレベーターもあります。
この辺りのエリアは、SIM屋さん等が並びますが ひたすら直進です。両替が必要な場合も、もうちょっと先の入国後の方がレートが良いので我慢です。
この先が検査エリアと入国審査エリアになります。
入国者のスキャニングをされています。今騒がれている疫病対策には効果的?。
2018年までは「プレミアアクセスレーン」がありましたが 現在は廃止され、利用してきた航空機の座席クラスごとにレーンがわかれています。見落とさない様に 搭乗クラスの検査レーンを覚えて 先へと進みます。
いよいよマレーシア 入国 (入国審査/Immigration)
”KLIAあるある”。Fast、Businessレーンは2つあるのですが、結構な確率で1ヶ所しか審査官が居ない場合があるので レーン数の多い、エコノミー/プレエコレーンの方が早かったりします。
緊張しそうな入国審査ですが、日本のパスポートの威力は絶大で、パスポートと搭乗したボーディングパスを差し出せば、恐らく何も聞かれません。ご安心を♪
要領としまして、パスポートと搭乗券を差し出す⇒カメラを見る様指示される⇒両手の人差し指をスキャン画面に置く様に指示される。従う・・・以上~~!!
よくイミグレで質問される「何しに?」「誰と?」「ドコ泊まる?」「何回目?」等、まず 余程の挙動不審じゃない限り 何も尋ねられる事はないでしょう♪
※あ!マスクやサングラスしてたら注意されますよ。あとカメラ等の撮影も禁止です。
無事イミグレを抜けましたら、バゲージクレームゾーン(ターンテーブル)に出てきます。荷物を預けた方は 搭乗便のレーンを確認してココでピックアップします。この先、昨年まで もう一ヶ所 手荷物検査ベルトがありましたが 現在はありません。
ここを出たら、ついにマレーシアへ入国です!
ココから先の中心部への移動方法は以下の過去記事をご参考に。また弾丸用の時間の過ごし方やお薦め格安ホテル等は 追って入門編で記事を書く予定です。
KLIA 出国編(ココからが海外発券)
海外発券の場合は 現地でチェックインや手続き カウンターでのやりとりが必要なので不安になりがちなんですよね。心配ご無用。この記事通りに進んでください。
復路時、KLIAへ着きましたら チェックインカウンターは「レベル5」です。エスカレーターは半周ずつ迂回が必要ですので、エレベーターの方が一気に上がれて早いし≫迷子になる心配もないのでお薦めです。
ANAは「F」JALは「J」へ
'23年8月現在はANAがJに?!都度flightboardで確認しましょう。
チェックインカウンター、JALは「J」へ
ANAチェックインカウンターは「F」へ。
国内のキャリア搭乗の場合、日本と違い 海外空港の場合、チェックインカウンターがオープンするのは 原則「出発3時間前」の場合が多いです。例外として 現地空港がメインのエアラインの場合(KLIAの場合はマレーシア航空)は、24時間前から可能だったりします。
'23年8月現在はANAがJに?!都度flightboardで確認しましょう。
ここで、また言語の不安が過るシュチュエーションですが~…ご安心を♪
搭乗する(座席クラス)カウンターに並び、順番が来て呼ばれたら無言でもOK♪ パスポートとマイレージメンバー(クレジット)カードの2つを差し出すだけで大丈夫です。
ここでは日本人スタッフが居ない場合が大半ですが 尋ねられる事は決まってます。
「〇〇(ハネダ等)乗継、最終目的地は〇〇(ナハ等)で間違い無い?」
「預ける荷物はありますか?(〇△◇baggage??)」
もし、ある場合は「〇〇(ハネダ等)で 一度受け取って国内線に預け直してね!」
「搭乗開始は〇〇時~で、搭乗口は〇〇番です。」
「座席は〇〇が指定されているけど 間違い無い?」
※もし アップグレードや窓際・通路側等 リクエストがある場合はココで相談しましょう♪
プレエコやビジネスクラス利用の場合は「ラウンジインビがあるから〇〇ラウンジをゆっくり利用してね♪」
不安だらけだった「海外発券」・・・たったコレだけで完了です!
あっけない程...簡単でしょう♪ これで国内発券の6割引き程の予算で マイル修行が出来るので 皆が積極的に利用するんですね。
どうですか?挑戦してたくなってきませんか?^^
出国管理ゾーンへ(passport control)
さぁ、今度は 到着時と逆の手順で、出国とサテライトへの移動です。もし行先の方角がわからなくなっても「Departure」の案内へ進めば間違いありません。
ココで空港職員に、パスポートとボーディングパスを差出します。顔写真と搭乗券のチェックをされたら「OK!」と 通されますので エスカレーターかエレベーターで1フロア下り Immigrationへと向かいます。
下へ降りると 広大なイミグレゾーンに出ます。便が重なる午後等は そこそこ混みますので ココを通過する所要時間として MAX30分位みておくと良いでしょう。
'23年8月現在、エスカレーターを下って左側に「MDAC」レーンあり。
入国時のイミグレ同様、搭乗クラスによってレーンが異なります。
1~2レーンしか用意されていない business/Fast を横目に 一般レーンは 検査官の数も多いので 行列の割に捌くスピードも速く 次々に処理されていきます。
'23年8月現在、エスカレーターを下って左側に「MDAC」レーンあり。
手荷物X線検査(その1)
イミグレを通過し、少し進むと ”1回目”の手荷物検査場です。
しかし、ココは「ザル」で、出口に係員がいるものの ブザーが鳴ろうが「知らん顔」ですので とりあえずセルフで手荷物を潜らせるだけで大丈夫。トレイ等は一切ありませんので アクセサリー等はバックにしまう方が良いでしょう。警告音が鳴ってても 無視しててOK!自分の荷物をピックアップしたら 次へ進みます。
しかし、ペットボトル等の飲み物がある場合は この辺で処理しておきましょう。
エアロトレイン(Aerotrain)で サテライトへ移動
入国時と まったく逆の流れになります。
一番早く到着したエアロトレインに乗り込めば良いです。
’23年8月現在、エアロトレインは運休中で 連絡バスがピストン運行しています。
車内は こんな感じ。端に”ちょっと”だけ腰掛けられるスペースがあります。
ラウンジで搭乗前に寛ぎの ひと時
サテライトに着きますと 搭乗までは ラウンジで寛げます。修行には「プレミアムエコノミー利用」が一番多いと思いますが 国際線の場合 プレエコ以上であれば まだステイタスが無い方でも 堂々とラウンジを利用する事ができます。
もしエコノミー利用で ラウンジインビが無い場合でも プラザプレミアムラウンジ等 プライオリティーパスで利用可のラウンジもあります。
大半のラウンジは「WEST ZONE」「SOUTH ZONE」「EAST ZONE」「NORTH ZONE」の2階に固まっていますので お目当て (指定) のラウンジへ。
もし場所がわからないくても、サテライト2階の中央(ジャングルボードウォーク外周)を グルっと1周廻れば簡単に見つかります。
KLIAの場合は ボーディングタイムの15分前、つまり出発時間の40~45分位前までは、ゆっくり 寛いで大丈夫です。
余裕を持って 搭乗口へ
サテライトの搭乗口には、すべて「C※」となります。
ラウンジの場所にもよりますが 正反対側等、ちょっと距離がある場合は 移動にも時間を要しますので 少し時間に余裕を持っての行動がお薦めですが、トイレは この先 機内に入るまでありませんので 寄りたい方は搭乗口に到着するまでに 済ませておきましょう。
時間に余裕をもっての行動の理由が必要な訳は・・・
搭乗口寸前で2回目の保安検査場
シンガポールのチャンギ国際空港 なんかもそうですが、KLIAは 搭乗口に入るゲート前に2度目の保安検査があります。
こちらでは1回目のザルな検査と違い 結構本格的に調べられます。
便が重なる時間帯は 必ず混み合っていますので 10~15分を要する場合もあります。ノートパソコンや腕時計はもちろん 最近では上着やベルト ヒールのある靴等も脱がされているのを見かけますので 並んでいる間に準備しておくとスムーズにパスできます。
搭乗案内まで こちらで待機
検査場を通過しましたら この場所で搭乗開始案内を待つのですが 検査場を警戒し過ぎて早く来過ぎたり 検査場がガラガラで あっさり通過できると この待合スペースにはトイレがありませんので 頃合いの見極めが難しい所ですね。
出発時刻の30分前 位に搭乗案内が始まると思います。
ここから搭乗します。これで 海外発券 一連の行動が全て終了です。
はじめての海外発券 まとめ
結論:クアラルンプールに限っては…英語力は ほぼ0で大丈夫です♪
イミグレが不安な方は 入国しないKULタッチ修行もモバイル搭乗券等で可能なのですが 数時間のみの入出国を何度も経験しましたが 一度も質問された事はありませんので せっかくでしたら時間があまり無い場合でも マレーシアに ちょっとでも入国し klia2や現地スーパーにお土産買いに行くだけでも じゅうぶん楽しめる様に思います。
海外発券のメリット
これは 言うまでも無く 圧倒的な運賃の差で修行コストを下げれる事でしょう。
日程変更や取消,払い戻し等が 海外発の運賃の方が便利な場合が多い。
日本国内で(次のKULまでの日本滞在中)ストップオーバーが可能。
羽田⇒那覇等も お得に国内線をくっつけてポイント荒稼ぎが可能。
日本の週末・祝日・連休等でも運賃が変わらない。
海外発券のデメリット
発券する現地からスタートするので どーにかして行かないと始まらない。
海外発券+国内区間+ストップオーバー等々 自分で緻密な予約するスキルが必要。
往復で発券するので 復路 (日本⇒KUL) 便を予約の際 先の予定を読む必要あり。
国内発券往復と海外発券を織り交ぜる場合だと 結構 ややこしくなる。
同じパターンやタッチの往復を繰り返していると 楽しく無い (虚しくなる事も…)
こんな感じかな。面倒に感じますが やってみると楽しいものです。
昨今、各 航空会社は 軒並み改悪を繰り返しでいますし 今年の秋からJALのブッキングクラスが改悪される事や 2021年初めには国際線国内区間の積算率の改悪も 既に決定しています。ですので どうせ”ヤル”なら早い方が良いと思います。
多少の工夫や努力で 時間や予算に余裕がある方ならば・・・やらずに後悔するくらいなら、私は「やって後悔」を選ぶかな~。実際 後悔するなんて事…あったかな?
海外飛行機旅が大好きな方は…楽しい事しか無い気がします。
「はじめての〇〇」シリーズ、次回は「修行で使えるコスパ重視ホテル」や KLセントラルからの移動関係 等々考えてます。
お楽しみに。
では、また~。。